妊娠前より美しく!弾んで語って地域とつながる、産後ケア教室。

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター、貫名 友理のブログです。三鷹、本郷、高田馬場で教室を開講しております。

コミュニケーションを大切に、そして丁寧に

こんばんは。

マドレボニータ准認定ボールエクササイズ指導士、貫名友理です!

 

『自分という人間の信頼性・影響力・発言力のこと「自分のメディア力」と呼ぶ。

人間もメッセージを伝える媒介=メディアだとすれば自分のメディア力は今どのくらいだろう?』

 

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半年で職場の星になる! 働くためのコミュニケーション力 (ちくま文庫) | 山田 ズーニー | 本 | Amazon.co.jp

 

 

問いかけられたのはこの本。

自分のメディア力。今現在どれくらい、はて…

 

人と対峙した時だけがコミュニケーションではない。頭ではわかっていたつもりだけど、いかに人と直接会わない時のコミュニケーションを甘くみていたか。。。

というのも、私は前職の客室乗務員のお仕事はメールや電話でのお仕事はほとんどなく、毎日対人コミュニケーションスキルを求められていた。「姿、表情、身振りなど視覚の情報」そして「声質、声の抑揚、声色、間の取り方といった聴覚で得る情報」そして「匂い、味、手触り、体温」など、私自身気持ちや感覚に重点をおいたコミュニケーションスタイルだったのではと気づかされた。

 

しかし今、マドレボニータの養成コースでは毎日SNS、メールでのやりとりがほとんど。太文字で書いた、視覚、聴覚から感じ取れる情報は全くない!今まで人と繋がる上で大切にしてきた「気持ち」、「感覚」の他に、今後はより「言葉」や「意味」に重点を置いていきたい。

 

 この本を読んで、特に印象に残ったのが、「くれ文」ではなく「与え文」にしようということ。それは人に文章を送る前に「自分はこうするのがベストだと考える」と自分の中で決めることを習慣づけること。つい「〇〇しましょうか?〇〇はいかがでしょうか?」と言ってしまいがちだが、そうではなく「私は〜だと考えますが、いかがでしょうか?」と自分なりのキメを打ち出して、かつ上司を自由にしてあげること。読めばそりゃそうだと理解できるが、実際自分がそう心がけて文章をかいているかと振り返ると、残念ながらNO…!!これは常に自分が考えていないとできないこと。考えがなければ、自分の中での「決め」も作れない。「私はどう思うのか」常に視野を広くして考えていくことをしていきたい。

 

 

そして著者は書籍の最後にこう記していた。 

「私は今フリーランスだ。だが会社員も、フリーランスも、自営業も、結局はみな分業だ。私たちは、社会という大きな大きな組織から、それぞれの持ち場を任されて働いている。…(中略)その人間を本気でわかろうとし、骨身を砕いて自分の意志を伝えようとする人間こそが、職場を自由に動き周り、組織を自由に動き周り、この社会を自由に動き回って働きかけることができる。」

 

今後、個人事業主として働いていく私、社会を自由に動き回って活動していくために半年で、いや逸早く、星となりたい!!「自分の仕事のあり方」つまり「人とどうコミュニケーションをとっていくことで、どんな自分でありたいか」を見つめ直し、まずは目の前のひとつひとつのメールの文章から丁寧に、と心に誓ったのでした。

そう、人と対峙した時だけが、コミュニケーションではない

自分のメディア力を高めよう!がんばれ!わたし!

  

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以下、印象に残った言葉たち(引用)

 

◆相手の話を短く言えることは、相手の話を深く的確に理解しているということ。自分の言葉で短く言えないものは実は自分でもよくわかっていない、ということ。 

 

 ◆自分の評価や感想をいっさい混ぜず、あくまで「相手の言わんとすること」を、「自分の言葉」で短く、つかむこと。

 

事実を正確に伝えたいのなら、面積の大きいところから順に伝える

 

自己紹介、「過去、現在、未来」を関係づけて語ることで、聞く人は、あなたにも、歴史があり、背景があり、未来に向けた意志があることを知り、その連続性から、決して軽んじてはいけない、信頼に足る存在である、という印象を持つ。

 

◆「くれ文」から「与え文」へ、考えることから新たなものを生み出す

 

◆読み手は、自分にとって心地の良い部分だけを拾って読み、それ以外の情報はスルーしてしまっているのだ。努力しなくてもわかる部分、直接役立つ心地よい部分だけを拾い読みして、その結果、自分にとって心地よい部分と部分をつないた、都合のいい世界が像を結んでおり、本の全体像すら描けない。

 

バイアスをかけず、自分側にひきつけず、あくまでも「あっちの言い分」を、正確に読み取る

 

◆「キーワードの明確な定義」「相手側の論理構成に置き換えて話してみる」

 

◆話をわかりやすく伝えるには、ひとつ前の情報、あるいは、ひとつ先の情報を話してみる。そこに自然と意味・流れが見えてくるはずだ。

 

「反省」…必要以上に落ち込む前に、まずは、目を上げてしっかり相手の表情や様子を見る。そしてミスしてしまった前後の、相手の行動や想いを追体験していく。相手の行動や想いを追体験していったとき、自分の外側の事実をして「自分が相手に何をしてしまったのか」正体が見えてくる。相手の想いを聞き取ったら、理解や共感を言葉に出してはっきり伝える。

 

◆メールでは、書き手がニュアンスを込められない分、読み手がどうしてもニュアンスを込めて読んでしまう。そのため、ある言葉の意味が「増幅」して受け取られるという避けられない性質がある。

メールに乗せていけないのは、

1、相手を少しでも否定・批判するような話

2、ニュアンスが微妙な誤解されやすい話

3、込み入った複雑な話

 

◆説得力のある話し方

1、「事実」=伝えたいことの根拠となる具体例

2、「考察」=その事実から自分自身がどう考えたかを説明する。

3、キーワードの提示

4、「意見」=伝えたかったことの結論を言い切る。

 

◆報告の際はその場を見ていない人にも、あなたの言葉だけで、その場の全体像や事実関係が明らかになるように、「報告」に徹する。事実関係を相手と共有できた先に、求められたり、活用されたりする。

 

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